娘。紺レインボーセブン@SSA DVD

これまた詳しく語ることは無かったけれども、自分がFCに入って現場へ行くと言う一線を越えたきっかけというのが、2000年末のBSデジタル開局特番での「ミラナイ」、そしてFNS歌謡祭での「恋レボ」のパフォーマンスだったんですよ。


どちらも曲自体の良さもあったけども、何よりもモーニング娘。からとてつもないパワーを感じた。
圧倒的な存在感を見せつける後藤真希。圧倒的な運動量でキャラクターも開花し始めた矢口、保田。普段のボケキャラはどこへやら、初期メンのプライドを見せ付ける飯田。天才的美少女だった吉澤、既に無敵だった辻・加護、「ほい」を得て地力を見せ始めた石川。そして、ついに完全復活を遂げた安倍なつみ。これらを束ねるのはある『決意』を秘めていた最強のリーダー中澤裕子
今思い出しても胸躍る最強の10人。4期がまだ実力を発揮していないことから、中澤卒業後の『ピース』の9人を『黄金の9人』と呼ぶ声もあるけれども、自分としてはこの10人でのパフォーマンスが凄かったと言う記憶が強い。*1


時は流れた。
当時のメンバーは天才的美少女しか残っておらず、その美少女も男前に変わってしまった。
でも、断言できる。自分にとって「最高の10人」とは今年の5月7日、SSAに立っていたあの10人。誰が呼んだか「青空の10人」。
過去3人のリーダーとはまったく異なるリーダー像を提示。ひょっとしたら一番「リーダー」という呼称が似合うかもしれない吉澤ひとみ
ピッコロやベジータのように、いつのまにか無くてはならない存在となった藤本美貴
ラクルの片鱗を見せ始めた最強の末っ子久住小春
それぞれがそれぞれの方法で、ヲタを悶絶させる6期。亀井絵里道重さゆみ田中れいな
そして、「黄金時代」に加入するという難局を乗り越え、名実ともに中心となった5期メンバー。高橋愛紺野あさ美小川麻琴新垣里沙


娘。は、かつてのような憧憬の存在ではないけども、最高に楽しい集団に変わっていた。
この10人と過ごした現場は楽しかった。とにかく、楽しかった。
握手会サーキット、文化祭、武道館、座間、横浜ガキさん凱旋、そしてもちろん札幌遠征も行ったなあ・・・
この10人の最後のステージにどうやら立ち会えそうなことは寂しいけれども、光栄なことだ。


前置きが激しく長くなっちゃたけど、そんな最高の10人が満載のDVD。
中でも「青空がいつまでも続くような未来であれ!」は本当に最高。この空気感があとちょっとなのかと思うと眼から心の汗が・・・
ちょっと残念なのが客席のボリュームを絞りすぎていて、臨場感に欠けちゃうことかな。当日の「青空」はハンパじゃなかったのになぁ。あれではガキさんの「皆さんイイ感じですねえ〜」の意味が伝わらないというものだ。
確かにヲタ声は普段はうるさいけども、この曲の時ぐらいねえ・・・


それと、実はきちんとSSA公演を「観た」のはこのDVDが初めてだったかも。
何せあの日はアリーナではひたすら動き回っていたし、ファミリー席ではひたすら特定のメンバーを見ていたので、他のメンバーがどうこうって言うのは記憶に無かったのです。
半ば強制的に紺ちゃん以外を見せられた感想としましては、6期、亀井ちゃん、れいな、さゆのパフォーマンスが良かった。3人が3人ともそれぞれヲタを萌えさせるツボを心得ている感じが素晴らしい。
紺マコ卒業後はこの3人が中心になるのだろう。自分もこっそりと見に行くつもりは、いまのところはありますよ。
7・23で萌え尽きてしまうかもしれないけど・・・

*1:余談ですがこの10人による「ミラナイ」が、札幌市在住のある中学生の心を動かし、今に至るんですよね。そう考えると運命の不思議さを思わずにはいられない。