GW杯決勝トーナメント

駒沢より帰宅。


結論から言うと初戦敗退。完敗です。ザナドゥのほうが素直に強かった。
ガッタスは今後自らの哲学を貫くのか、それとも現実的な対応をするのかという命題を突きつけられた敗戦かな。
このことは8月以降気が向いたら書きたいと思います。


大会全体の感想として、自分たちの形をしっかり持ったチームが勝ち進んだな、という印象。
優勝した蹴竹にしろ準優勝のチャクチャクにしろ、頑固なほど同じ形で勝負していた。やっぱり日本人はきっちりした約束事の上に動いたほうがいいのかなあ、などとW杯で惨敗した我らが日本代表のことを考えてしまったり。


さて、紺野選手。
ラストダンスは非常に悔しい結果に終わった。
前半は予選リーグからの、今ひとつ安定感にかけていた流れがそのまま出てしまった。チームの戦術的な問題など、いろいろな原因があってゴレイロ一人を責める問題ではないのは当然だけども、結果として二失点。本人が一番悔しかっただろう。
ただラストとなる後半の12分間、気持ちを折ることなく復活し、いつもの「らしい」プレイを披露してくれたのは素晴らしかった。
結果は負けだけれども、あの5月のdream戦に忘れてきたものは取り戻せたのではないかな。


思いがけず時間がとてつもなくできたので、目の前で繰り広げられる試合を惰性で眺めながら、いままでのことを思い出したりしてました。それにしても長い一日だった・・・・・・
言いたいことはね、まだまだ山ほどある。
喜怒哀楽全部。
でも、今なら全部楽しかったと言える気がする。


最後、特別なセレモニーなどは無く、柴田キャプテンからマイクを渡された紺野選手がコメントを。
あの日の代々木のように、自分の引退のことというよりも、フットサル全体のこと、お客さんのことを考えたさりげないメッセージ。
場内を笑顔で一周し、いつものように深々と礼をして退場。
このとき、ひょっとしたら「来るもの」があったのか、顔をちょっと覆っているようにも見えたけれども、最後までお客さんの前で泣くことは無かった。


紺野さんは、最後まで紺野さんでした。


あまりにさりげなく、何事も無かったかのような幕切れ。
それに応えるように、場内の観客も長い長い「紺野コール」で別れを惜しむ。
5月の代々木での感動的なセレモニーもよかったけれども、こういうのも良いね。


それを見習って自分も、駒沢体育館に深々と頭を下げて帰ってきました。
紺野選手、ありがとう。ガッタス、ありがとう。スフィアリーグ、ありがとう。
平日休暇をとってまで行く情熱は流石にもう無いけれど、土日にやってくれればこれからも”ひょいと”訪れることはあるかもしれない・・・


最後に、寄せ書き用の横断幕*1を用意してくれた事務所関係者、辻ちゃん*2を解説席に招きいれてくれたスタッフ、オレンジのシャツを着てきてくれた北澤監督*3、GJでした。

*1:もちろん書いてきました。あれはちゃんと本人に渡してくれるのかな?

*2:場内のなんともいえない空気を変えてくれた。とても微笑ましいシーンだったね。決勝を戦う両チームには悪い気もしたが、前半だけだったからセーフだよね。

*3:あんまり似合ってなかったけどもw、気持ちは伝わったよ。