リボンの騎士とうたばん
とくばん。
確かに、過去のＶＴＲは面白いよ。そして、卒業生たちの濃さは圧倒的。石橋が現メンに駄目だしするのもわかる。今の娘。たちはかわいいけれども、一人一人の顔が見えてこない。
でも、それは所詮「うたばん」という世界の中だけでの話しだ。昨年の音楽戦士の例を持ち出すまでもなく、現メンバーたちだって十二分に面白い。ただ、いまの娘。たちには「流れ」がないだけだ。
それに極端なことを言えば、別にバラエティで活躍する必要だってない。
常々言っているけれども、時代に合わせよう合わせようとするのではなく、まずは自分たちが強くなることを考えるべきだ。
質の高い活動を続けていけば、いつか時代が振り向くときだって来る。ＵＦＡはそのあたり良心的で、同じ事務所には相田翔子という模範解答の一つがある。
とまあ、熱く語ったのは、ついに今年の娘。にとっての最大のトピックとなるであろう「リボンの騎士」が発表となったからというのもある。
この「リボンの騎士」で現娘。が挑む境地は、間違いなくどのＯＧも経験していない領域だろう。
宝塚・手塚治虫というブランドを掲げ、これまでのつんく脚本からの脱却ということで、実に野心的な動きだ。
ここ数日間放送されてきた娘ＤＯＫＹＵ！においても、過去のＡＳＡＹＡＮを思わせる「ガチ強調演出」が続いていていい感じ。
聞くところによると、今日の記者会見ではプロデューサーから「アイドルレベルを超える」という発言があったという。
確かにここ数年のミュージカルは、ヲタ的には楽しめるアドリブの応酬で、悪く言えば「内輪受け」に終わっていた側面があることは否定できない。今回は、そうしたある種の「安全策」をとっぱらい、本気でミュージカル本体でエンターテイメントを成立させようというのか。
正直まだ半信半疑だが、この姿勢は買いたい。そうなると、それを観劇するヲタのほうも態度を改める必要があるだろう。*1
で、そういった意味では今日の記者会見*2、高橋の態度はちょこっと残念だった。
そこは、演技でもいいから本気であることが伝わるような決意表明が欲しかった。
どう考えても現在の娘。において、実力で考えればミュージカルのエースは高橋だろう。そんなエースが気弱でどうする、と単純に思ってしまった。
で、以下は蛇足。
蛇足１。
我らが紺ちゃんの役どころは予想通りといってはあれですが、アジュールという淑女、わかりやすく言えば脇役、淑女Ａを演じるようです。ミュージカル自体がガチの雰囲気っぽいので紺ちゃんの個性発揮は難易度高いですが、いい作品には必ず名脇役といわれる存在がいるもの。是非いい味だしてもらいたい。*3
まあねえ、「モーニングタウン」で紺野あさ美株急上昇を経験した男としましては、キッチンズバーガーよもう一度、とは思いますけれども、今回は名脇役こんこんに期待ということで。
蛇足２。
うたばんですが、ハロモニ。だとあれだけ圧倒的な存在感となるなっちが、このＯＧ軍団と競演するととたんに目立たなくなる。いやはや、本当に濃い集団だよ。
これに現在謹慎中のＡぼんさんが復帰してくれば、来年あたりマジでＯＧ再結成によるユニットあるな・・・・・・
ちょうど娘。デビュー１０周年迎えるし。
