スフィアリーグ 2ndステージ @駒沢体育館

駒沢帰り直後のため、雑駁に。


優勝の瞬間はそりゃあうれしかったけれども、正直安堵感の方が強かった。
ここ最近の、なぜか勝ちきれない嫌な流れも変わってくれれば・・・・・・そう思っていた。
もしPKで負けたら、また嫌な流れだなあ、と思っていたもので。


そのPK戦。
サドンデスに突入し、みうなが変な助走をしだした*1ときは背筋が凍りついたが、これが決まった瞬間になんか勝てるような気がした。結果として最後は紺ちゃんがセーブして終了ということで、紺ヲタ的には万々歳でしょう。


終わってみれば復活優勝だったけれども、その道中はなかなか胃が痛くなるようなものだった。
ハロ☆プロオンステージ直後ということで、メロンとカントリーのメンバーの活躍は正直きついかなあ、と思ってたんですよ。*2だから娘。メンバーや是永に大いに期待していた。
そんな中、特に注目していたのが、もう一人のゴレイロ辻ちゃん


Gyaoカップでの不可解ともいえる不出場。そして何より、ここ最近のハロプロの大きな出来事*3を考えれば、今彼女にとってガッタスが精神的よりどころになっているだろうことは想像に難くない。辻ちゃんを使うとすれば間違いなく今日なのだ。でも紺ちゃんの出番が・・・・・・などと葛藤しながら試合開始を待つ。
そして・・・・・・開幕戦のスタメンはやはり紺ちゃん
うーん、今日ばかりは複雑な心境。紺ちゃんはもっとシビアな局面にとっておいてあげても・・・・・


緒戦となった南葛YJシューターズ戦。前半、とにかく重かった。gyaoカップのときのような流麗なパス回しがなく、どうも全体的に重苦しいムード。いつも思うのだが、こういうときに流れを変えてくれる選手が欲しい・・・・・・
そう思っていたら後半、ピッチに辻ちゃんが登場。
すると、明らかに会場の空気が一変!
きっとこれで、ガッタスの選手たちも駒沢が圧倒的「ホーム」だということを感じただろう。直後、是永が豪快に決めて先制。
そのあと、相手のキーマン、キャプテンの松原*4へのチェックが甘くなり、ライン際からいい折り返しをだされてしまい同点、PK戦へともつれ込まれるものの、辻ちゃんが作り出した流れは変わらず、このPKを制した。


今日のMVPを選べといわれれば全得点をたたき出した是永だろうと思うけれども、ひとつのポイントはこの辻ちゃん投入だったかな、と。確かにゴレイロとしての安定度はヲタとしての贔屓目を抜きにしても紺ちゃんがリードしていた印象だが、こういう流れをポンと変えてしまう力というのは、天性のものを感じる。*5
惜しむらくは辻ちゃんのポジションがよりによって紺ちゃんと同じゴレイロってことだ。実に悩ましい。まあ、今日は熱い抱擁を交わしたり、お互いの出番の時には必ず最後にハイタッチをして送り出すなど、ゴレイロのいいライバル関係も見れてよかったわけだが。


ここであらためて思ったことは、北澤監督が実に人身掌握術に長けた監督だということ。ガッタスでモチベーションが高い選手をいいタイミングで投入するし、また、会場のヲタすらも乗せるコツがわかっている。*6今日の北澤采配には「?」という采配*7もほとんどなかったし、実にいい仕事をしてくれた。
今年のガッタスで心配なのは、もしJ2を戦うラモスヴェルディが失速した場合ひょっとしたら北澤監督に声がかかっちゃいそうなことだろうか・・・・・・


準決勝のヤンマガは、相手のFPが是永をまったく止められなかった。アタッキングゾーンで是永を自由にすれば、いかにゴレイロ時東ががんばってもチャンスは薄い。ヤンマガは好チームだが、危険なアタッカーがもう一枚欲しいね。
それにしても、今日の是ちゃんは久々に切れていたなあ。


そして、最初に述べた決勝。
実は、紺ちゃんについて決勝直前まではちょっと不安だったんですよ。いつもの古庄コーチの気合入れがなかった*8せいか、どうも表情が硬いなあ、という印象だったので。
出番の前には必ず柴ちゃんが和ましてくれていたんだけど、いつもの凛々しいいい表情っていうのが、準決勝まで出てない感じだったんですよ。もちろんずっと紺ちゃんばかり見ていたわけじゃないのでわからんけど、双眼鏡で覗いたときにそういう表情のときが多かったもので・・・・・・
ところが、いざ決勝で入場してくるときには、いつものいい眼に戻っていたので、これはイケル!と思った。
が、先発は辻ちゃん。これには今日唯一ズッコケたけど、後半の緊迫した場面からPKといういい場面で紺ちゃんが見れたので、結果論だが良かったと思う。


決勝の相手はカレッツアではなくDREAM。ここの助っ人(?)の宇津木という選手が、漫画みたいな強烈な助っ人だった。スフィアリーグレベルを完全に超越した能力、特にミドルシュートは凶悪。ただ、決勝では是ちゃんのマークに追われて攻撃ではそれほど仕事ができず。
ひょっとしたら終盤宇津木のポジションを上げて打ち合いを挑んでくるのかと思ったが、最後までそうはしてこなかったね。今日の是永のキレを警戒し、あるいはPKにもつれ込めばOKという考えだったのかな。そういう意味では彼女たちのプランどおりだったわけだが。


以上、なんだかまとまらなくて申し訳ないんだけれども、会場で感じたことでした。
しかしまあ、真剣勝負は面白いけれども心臓やら胃やらに悪いよ。あさってからは春紺ということで、安心して楽しめそうだ。

*1:どうも彼女は長い助走をして蹴る癖があるようだが、なんかこれってタイミングが合っちゃいやすくないですか?

*2:里田は今日非常に安定したプレイを見せてくれたけども、その他のメンバーはやはり試合勘という点で問題があるのか、そんなに起用されなかったね。

*3:辻ちゃんはもちろん、他のメンバーもぜんぜんそんなことがあったなんて感じさせなかった。流石やね。

*4:結構好き。何よりあの胸はスゲェです

*5:そういえばこの能力はつんくがオーディションのときに指摘していたね。いわく、数千人に一人の逸材だとか絶賛していた。

*6:ここ最近指揮を取っていた相根監督代行はその点、理論的な選手起用をするタイプだね。どっちが優れているとかいう話ではないが、ガッタスには北澤流が合っているようだ。

*7:戦術的意味でも、ヲタ心理からも

*8:今日は不在でした