エルダークラブ＠中野 〜匠
基本的に野球よりサッカー好きなので、「やべっちFC」とかよく見るんですよ。
で、その番組のコーナーで元日本代表DFの堀池巧氏が、「巧（たくみ）です！」
とやっているのです。
まあ、よくわかんないけど今日中野で感じたのはこれですよね。心の中で何度もうなったよ。
言わずもがな紺ヲタの僕ですが、すいません。
普段比較論は嫌いで、すぐに優劣で語る人はどうなのか、それって優劣ってわけじゃなくて単なる「違い」でしょ、などと思う僕ですが、すいません。
今日ばっかりは比較させてもらいます。
エルダークラブのほうが圧倒的に面白いじゃねえか！！！
*1
理屈じゃなくて、もうその場でずっとニコニコしてましたもの。でも楽しかったからそれでいいじゃん、といってしまったらそれまで。
何でか考えてみたんだが、まず第一に、スポーツ新聞とかで言ってましたが平均年齢。
ワンダフルハーツのそれは平均１５歳程度。１０歳以上年下でありまして、それはいろいろと無理。
で、エルダーは平均２３歳ぐらいだったと記憶しているが、いろんな意味で２０代後半の私にとって、完璧なんですよ。
あとは、やっぱりキャリアの違いかな。いつだったか、サッカーの五輪代表（U２３)とフル代表が勝負したらどっちが勝つの、なんて話があり、サッカー解説者が「それは愚問。フル代表に失礼」といっていたのを思い出した。
確かに、ワンダフルハーツの面々はかわいい。その年齢からくる天然もののかわいさは、大人のお姉さんたちには絶対にかもし出せない空気だ。
だが、お姉さんたちは、プロの「技」として、「匠」としてのアイドル性がある。ひとたび音楽がかかれば、その歌の世界観の少女に戻って見せるのだ。よく歌舞伎の女形が女性よりも女性らしいとかいうけど、まさにそんな感じ。そして、音楽ということで言うと、やはりつんくが作る楽曲、特に初期のころのものだと、圧倒的に２０代が歌ったほうがいい。世界観的に、たとえば現在の娘。が歌うと声が子供っぽすぎて合わないのだ。
そんなこんなで「素材」の部分でわしにジャストフィットのエルダークラブの皆様ですが、それを活かす戦術、演出もさえていた。
もともと人数がワンダフルハーツの半分というのもあるのですが、その少ない人数をさらに３分割。主になっち、あやや、ごっちんの３人をリーダー格とした３部構成のような形が実にわかりやすい。これによって保田や飯田といったDF陣が際立ってくるというもの。
そう、別にセンターだから目立つとか見せ場があるとか、そういうことじゃないのよね。脇役には脇役の見せ場があるのです。
ああ、だからだろうなあ、ワンダフルハーツにおける紺ちゃんに見せ場を感じなかったのは。総じていえることだが、ワンダフルハーツはそういう地味な役回りで輝ける人材がほとんどいないのよ。まあ、まだティーンエイジャーの段階で老けこまれてもしょうがないけども。
*2
そうした観点から特に印象に残ったメンバーを。
まずなっちパートではもちろんなっちが永遠のアイドル性を見せ付けてくれたが、それ以上にうれしかったのがガッタスの背番号３番と４番、柴ちゃんとみうな。
この二人に飯田を加えた「聖なる鐘が響く夜」には鳥肌が立ちました。
あややパートでは「大阪恋の歌」。あややが歌うと合うね〜。彼女確かまだ１０代のはずなんですけど、まあ精神的には２５歳でしょう。
ごっちんパートでは犯罪的な香りすら漂う「EROS」でしょう。すいません、エロすぎです。
で、最後に残念に思ったこと。やはりねえ、２人足りないんですわ、残念ながら。
後浦なつみの３人は確かにいい。でも、その３人をまとめるリーダーがほしい。あのカリスマ姉さんが・・・
そして、この３人を操りつつ、全体を盛りたてるあの１４５センチの偉大なるセクシー隊長が。
もしこの二人がいたら、きっともう一段スケールアップしていたことを思うと残念だ。
中澤姉さんは舞台ってことでしょうがないにしても、矢口は・・・・・・
矢口は正直司会に向いていないと思うので、こっちに来ちゃいなよ、と思ったんだど*3。
さて、こんな感じで極上のステージを披露してくれたエルダークラブですが、これに若さとエネルギーのワンダフルハーツを加えた横アリ公演、実に楽しみになってまいりました。
