2005年大賞 〜ライブ部門

何事もナマが一番だと思っているわしとしては、やはりコンサートに勝るものはないわけですよ。
これまでのベストライブは2002年9月23日だと書いた気がしますが、二番手は2004年1月のなっち卒業紺。でも、どちらも理論上最高たりえないのですよ。前者はタンポポにスポットが当たりすぎて主役がぼけたし、後者はなんと言っても最重要人物が不在。
そんなわけでベストライブ探しの旅はまだまだ続くのです。
でわまずノミネートされた公演を。

前代未聞の騒動による活動自粛をしていたなっちの復帰公演。
とりあえずわしはなっち擁護、もっといってしまうと活動自粛長すぎやろ、と思っていた男ですから、なっちがしっかりと帰ってこれるか心配な状態。まあ、しばらくは本調子にならないだろうが、徐々に戻っていけばいい、と思っておりました。
が、そんな事件などなかったかのようなパフォーマンスを披露するなっちに感服。メロン記念日の献身的な動きも光った。また、なっちが歌った「私がオバさんになっても」は異常にはまっていて、心に響いた。なっちの次のアルバムにぜひ収録してほしいですな。

今年一番インパクトがあった事件はやはり矢口の脱退劇。当時すでに紺ヲタでしたが、矢口はやはり2代目横綱ということで一目置いていたわけで、矢口リーダーによる娘。がどう成長していくか大変楽しみにしていたわけです。それが見事に砕かれたわけですが、このライブを見に行くときの心境は正直混乱していましたね。果たして吉澤リーダーの娘。ってどうなんだ、と。
パワーダウンを心配していたわけですが、いいほうに裏切られましたね。
娘。という団体の底力を見せ付けられたライブとして、強烈に印象に残っています。このライブで、矢口ではなく吉澤リーダー率いる娘。を応援していくことを強く決意。

最後は当然これは外せない、紺ちゃんの地元凱旋紺。夜公演も当然よかったのですが、ご家族観覧で照れまくりで浮かれモードだった紺ちゃんが印象的過ぎた昼公演をノミネート。テンションがいつもの10・5倍はおかしかったと思いますよ。
あと、この夏から秋のツアー、タイトルは「バリバリ教室春ちゃんいらっしゃい」とふざけていたが、内容的には各メンバーの見せ場が比較的均等にあってよかった。娘。は不思議なもので、シングルでもツアーでも、タイトルがふざけているほうがいいものが多いような気がしなくもない。
札幌での紺ちゃんの「ふるさと」は、FC限定でもいいから映像化してほしいきもするけれども、あの地に辿り着いた人の脳裏にだけ焼き付けておく、というのも悪くはない。*1


本当は当然飯田さんやチャーミーさんの卒業公演や、紺ちゃんの聖誕祭とか、あるいは正月早々度肝を抜かれた紺色片思い炸裂とかあったんですけど、絞りに絞ると上記の3公演かなあ。
で、以上の中から、大賞は
モーニング娘。 第六感ヒット満開! 2005年4月16日八王子市民会館昼公演
にしたいと思います。
あの日、オープニングでお詫びで登場したメンバーたちは、みんな戸惑いと不安の表情を浮かべていた。
でも、コンサートが終わるころには、「私たちでもやっていける!」という自信と、喜びがみなぎっていたような気がしたのですよ。
なっちも、ごっちんも、中澤姐さんも、そして矢口もいない。
でも、それでもこの子達は紛れもなくモーニング娘。でした。

*1:まあ、自分は行ったから言えるんだけどさ。カメラはあったわけなので、何らかの形で映像化はされそうな気がするのだが。