モーニング娘。握手会サーキットAチーム@横浜BLITZ

「頭の中は冷静に、しかし、熱くファイトしろ。」
このフランスワールドカップのときの岡田監督の名言を何度も唱えながら、娘。握手会サーキット横浜Aチームに参加してまいりました。


なんといっても当代ぶっちぎりの横綱でありチャンピオンであり姫である紺野さんと握手できるという衝撃。
でも、なぜだろう、昔から受験とかでもこうなんですけど、とんでもない局面であるほど冷静になってしまう自分がいて。*1たいがいこういう時って、終わったあとに超絶的緊張が押し寄せてきて事の重大さに気づくというパターンがこれまでの人生で多かったような。事実、握手童貞を捧げた市井ちゃんとの握手会でも、終わってからのほうが興奮したし。


異常なぐらいはやく現地についてしまったこともあり*2、そんなことをぐるぐる考えながら、2時間ほど現地近くですごし、ピンクTシャツ*3を道行くカップルに晒しながらも、とうとうお時間です。


スタンディングだと満員電車状態で気分が悪くなるので、一番後ろで壁にもたれて陣取る。
やたらと長い娘。ヒストリーのVTR。さすがに何回も見るのはつらいかもしれないが、初見の自分としてはなかなか楽しかった。*4自分の推してきた歴史とかも確認したりして。そういえば市井ちゃんとは「self」握手会、やぐとはタンポポ畑、なっちとは白サイの中での娘。卒業紺など、歴代横綱と横浜というのは縁深いところだったなあ、とか考えてにやにやしていたが、まあ暗闇だったので誰にも見られていないでしょう。


で、Aチーム登場。おそろいのオーバーオール。登場順に小春ちゃんが白、さゆが黄色、吉澤主将が紫、紺ちゃんがピンク。どうやら握手もこの順番となるらしく、午前中に仕入れていた情報と違っていたので戦略の練り直しが必要だよ!と内心慌てふためいた。午前中の段階では、吉澤⇒紺野⇒道重⇒久住という話だったので、とにかくさゆヲタの黄色いシャツの後ろについていればこんこんと長く握手!とか思っていたのだが、紺ちゃんが最後であれば、とにかく紺ヲタの後ろにさえつかなければいいということか!!
しかし、であるとすると、別の問題が発生する。握手会というのは、至近距離なわけで、強烈なパンチを食らってあと覚えてね〜、という恐れがあるのだ。たとえば2年前のカン紺藤、ミキティにいいパンチをもらい、紺ちゃんのことをあんまり覚えていないという悲劇がある。さゆも小春も、いいパンチはありそうだし、生よし子は非常に美人なのでこれまた危険。
で、冒頭の言葉だ。とにかく、冷静に。いいたいことを決めて、テンポよくいくざますよ!

春ちゃんは、最近の言動から、なかなか考えてやっていることが伝わってきて好印象なので、自信を持ってがんばっていってくれ!ってことを伝えたいと思っていたのだが、噛みそうだったので無難に
ちんろん「がんばってください」
小春「(若干の間があり)ありがとうございます」
きわめて無難な結末。

さゆは、そのキャラ付けの方向はいいと思う、いいと思うのだが、そろそろ違う一面も見たいなあと思う今日この頃であり、教育係っていう響きがいつか書いたけれども郷愁を誘うので、これは早い段階で決めていた
ちんろん「教育係、がんばってね。」
さゆ「(即答)ありがとうございます」
・・・・・・ちゃんと聞いているのか不安だが、まあ予想通りの跳ね返り。

これはもう、よし子さんと握手といえばこれしかないだろ。
ちんろん「決勝、がんばってください!!」
吉澤「はい、ありがとうございます。」
MCでも言ってたけれども、同ネタ多数だったみたいだね。でも、本当にがんばってほしい。それと、やはり生よし子さんは異常に美人だ。


・・・・・さて、ここまで、テンポよく来た。恐れていた強烈なパンチもなかった。しかし、本命はこれからだ!!
吉澤主将への激励を終えて視線を左に移す。
すると、あの「なつふく」で炸裂した左横顔が!!!
これはもう、かわいいとかじゃなくてもはや綺麗ですよ!アライテツヤは神だが、真の女神は紺ちゃんだ!
前のヲタとの握手を終えた紺野さんがこちらに向き直る。
ここでわしは、アイドル握手会では初めてという感覚を覚えた。


・・・・・・色っぽい・・・・・・


きっと、何千人と握手をしていて疲れていたのだろう、また、ライトの加減が絶妙だったのもあるかもしれない。しかし、その潤んだ瞳、上気したほっぺ。
これこそ、つんくがその著書*5で語っていた、ムンムンとした色気なのか!!!
萌えとか燃えとか、美しいとかじゃなく、もっと根源的な感情が沸き起こってくる。
ただの男と女なら、進む方向はひとつしかないが、ここは握手会である!!冷静さを取り戻したわしは、しっかりとその大きな眼をとらえながら考えに考え抜いた言葉を発した。


ちんろん「これからも応援して行きます。」


がびーん、普通だよ!!と思うでしょうけれども、結局伝えたいことってとどのつまりはこれだけなんだよね。
頻繁に会っているんだったら最近の話題、写真集のこと、ガッタスのことでもいいでしょう。手の怪我のことでもいいでしょう。
愛の告白っていうのも何か自分的に違うんですよ。紺ちゃんに対する感情は、そもそもそういう感情とはやはり違うのであって。
そして、紺ちゃんに特別な反応をもらいたいという気持ちもなかった。うそ偽りのないまっさらな気持ちは、ここにしっかり貴方を応援しているやつがいますよ、ってことを伝えること。それよりも、たった1秒以下でも紺ちゃんを独占できるという時間をかみ締めたかったので、それほど言葉は要らなかったのです。ただ、気持ちだけは全身全霊で伝えましたよ。前の三人とはあきらかに差をつけて。
*6


紺ちゃん「(0・5秒ほど間があって)あっ。・・・・・・ありがとうございますっ」


その「あっ」は、何の「あっ」なのかは本人に聞いてみないとわからないけれども、眼の動きとかから、きっとピンクTシャツ着ていることに気づいて、この人の「応援します」は、DDや他の3人のヲタの「応援しています」とは違うと思ってくれたんだろうなあ、と解釈。紺ちゃんに異常な記憶力があれば、「ああ、名古屋のときの人?横浜まで遠路はるばる・・・・・・」などという考えをもたれたかもしれないが、それは間違っているよこんこん!だし、まあ、それはないでしょ。


ともかく、その微妙な「間」と、ちょっと言葉を捜してくれた感じは、ああ、紺ちゃんだなあ、という。*7
結局紺ちゃんもお決まりのフレーズだったけど、手を離しながらもこっちをずっと見ていてくれて、なんかもうちょっと言いたそうだった。こっちだってもっといいたいことはあるけれどしょうがないってことで手を振って舞台を降りるべく紺ちゃんから離れる。紺ちゃんも微妙に手を振り*8、次の順番の人との握手へ。
やはりこの子はどこかごっちんに似ていて、しっかりと相手の言葉を聞いて、自分で消化してから言葉を発しようとする。だから、高速握手会には馴染まないんだろうね。
いつか、FC限定イベントとかで、長めの握手ができたら最高なんだけどなあ。


などと分析しながらも外に出ると、やはりというか、異常な緊張感と興奮が襲ってきた。
うおお!今日は完璧やったんじゃないですか!?
とにやけながら思ったが、帰りの電車でよくよく考えると最初の3人があんまり覚えていないことと、今回もまた顔を見るのに集中しすぎて手を見なかったなあ、と反省。
まあ、次(あるのか?)はもっとわがままに、積極的に行きますよ!!


ps そういえば書き忘れちゃったけど、紺ヲタ的に非常に萌えたところが。MCのときあいかわらず食い物ネタだった紺ちゃん。「色じれ」の歌詞に絡めた、「ハッピーエンドスト−リー」という題目。
名古屋では味噌カツとえびふりゃ〜のお弁当(注:紺野さんの表現のまま)、大阪ではたこ焼きなどを堪能してきたそうで、横浜ではどんな美味しいものでしめくくろうか楽しみ、とのことだったが、中華街で美味しいものは食べたのだろうか?

*1:たとえば2推しのなっちとかだと、なんか後ろめたいこともあり異常に緊張するんだけどね

*2:なんかBチームの出待ちをやってた

*3:ゲーセンのトイレで着替えました

*4:今度のFC限定DVDに収録して欲しいぐらい

*5:題名失念しましたが、今年出たやつで、ファミレスでこんこんと二人きりで語るという職権濫用な問題作。

*6:「好きです」「ファンです」という意味の言葉はピンクのTシャツが雄弁に物語っているからあえて言わなかった。

*7:加護ちゃんが「二人ゴト」で言っていた「・・・・・・え〜っと、どこどこ?」もきっとこんな感じなんでしょうか。

*8:ここは脳内かも?