モウリーニヨ

チャンピオンズリーグの準決勝のひとつである、チェルシーリバプールが終わったわけだが、注目していたチェルシーが敗退してしまった。ランパードが非常にかっこよかった今シーズンでしたが、やはりこのチームは監督が一番目立っているというか、監督がまさしく避雷針の役目を果たし、選手達はプレイに集中できるという好循環を生み出しているあたり、さすがという感じなのですが。
敵地アンフィールドで敗れたモウリーニョだったが、観客に向かって拍手を見せ、日ごろのヒールキャラらしからぬ振る舞いを見せてくれた。で、これを見ていて思い出したシーンが、昨シーズン、大方の予想を裏切りFCポルトビッグイヤーを獲得したとき、優勝メダルをとっととはずしてしまった事件。今回は逆に悔しいはずなのに大人の対応。
モウリーニヨって単なる天邪鬼なのだろうか?あるいは驚くべき計算のもと、すべて演技なのだろうか?
私が思うに、どうもそうではなく、恐ろしくかっこつけたがる子供なだけなんじゃないだろうか。
ことサッカーの戦術・戦略にかけては素晴らしい才能を発揮し、天才と呼ばれる。でもそれ以外の部分では子供。そう思うとなんだか憎めない男のように思えてくるが、ひょっとして完璧にだまされているのかな?
確かなことは、モウリーニョはキャラが立っている監督で、エンターテイメントとしては最高の人物であるということだろう。