こんこんヴォイトレ3

先週までのお互いにとって不幸な編成というべきベリーズ工房コーナーがなくなったとはいえ、あいからわず短い放送。が、これは永久保存版というべきものとなった。
紺ヲタの僕でさえ、「いや、漫画じゃあるまいし、さすがに1日や2日でどうにかなるもんではあるまい」と思っていた。番組の序盤は、「いや〜、今日の私服はかわいいね〜」などとにやにやと呑気に見ていたものだ。
が、トレーニングが進むにつれ、いつのまにやら真剣な眼差しの紺ちゃんワールドに引き込まれていく。
そして、プロフェッショナルな先生による的確なコーチングで、手ごたえを感じて眼を輝かせて嬉しそうな姫。やっとヴォイトレができた喜びと、今後の自分へのワクワク感と。
気がつくと、見ているこちらまでいい笑顔になっていた。(序盤のときのスケベ笑いじゃなくてね。)
にこにこと深夜に爽やかな気持ちになりながら、思い出した。あの「13人がかりのクリスマス*1」もそうだった。「モーニングタウン*2」もそうだった。はじめは『そりゃ漫画だろ』と思わせておいて、最後には爽やかな感動。そしてこの感覚って、あるものを象徴していると思ったのだ。
時代錯誤のアイドル集団。半ば嘲笑を伴って生まれたグループが、その真剣で一生懸命な姿で人々の共感を呼び、やがて憧れの存在へと変わっていく。
そう。
これってまさに、「モーニング娘。」そのものじゃないだろうか?

*1:2001年年末にフジテレビのゴールデンタイムに2時間も放送された奇跡の紺野特番。江頭2:50が一世一代の名台詞(本日のタイトル)を吐いた。

*2:2002年、日韓W杯の裏で行われたモーニング娘。のミュージカル。紺野は第二部で後藤真希の相手役として主演級の大抜擢を受けた。