卒業

ここ3ヶ月ぐらい張り詰めていた気持ちが緩んだせいか、夏風邪を引きまして体調は最悪です。


さて、娘DOKYU!、そしてほんのちょこっとだったけど、本日のハロモニ。
どっちも、紺野さんから僕らへの最後のメッセージは同じでしたね。
「皆さん(ファン、ヲタ)全員が幸せになってほしい」


言われちゃった、言われちゃったなあ。完璧なる別れの言葉。
もっともこれは気づいていたというか、あの23日の帰りの電車でも思っていたことです。会場にいるファンが、この卒業をどう感じるか。
自分の答えは、このあまりにも楽しかった日々を心に刻んで、でもこっからは誰のものでもない、自分の人生だ。
明日から頑張っていこう、旅立とう、という気持ち。
紺ちゃんのメッセージを受け止められていたんだなあ、と思うと寂しさもまぎれるというものですよ。


7月に入って、昂る感情を抑えるように、いろんな音楽を聴いたんだけども、23日が終わったとき、一番心境にマッチしていたのが「卒業」をテーマにした曲だった。特に森山直太朗の「さくら(独唱)」なんて最高に気分に合っていた。


自分にとって紺野あさ美さんとは何だったんだろう。
もちろんアイドルだから、擬似恋愛的感情が無かったといったら嘘になってしまうし、最初はとにかくかわいいから好きになったのは事実だし、生まれ変わったら”アイドルとそのヲタ”ではなくて”男と女”として会いたいなんてキモいことも考えてますけど、今となってはそれだけじゃないんですよ。
彼女の考え方とか、人柄とかがすごく好きで、こういう人が幸せをつかみとるような社会になってほしい、と切に願っている。
だから、あの日に思ったことは、大好きな恋人との別れ、という感情ではなくて、最高の友であり、尊敬する人が旅立っていくのを見送る気持ちのほうが遥かに強かった。あれは、間違いなく「卒業式」だった。
そしておそらく、自分にとっても「卒業式」だったと思う。


22・23日の代々木2daysは、ピンク以外にも何色かサイリウムを用意していた。
自分をハロプロに導いてくれた市井ちゃんの青。どっぷりはまらせてくれた2期タンポポ、そして矢口の黄色。気がつけばずっとトップクラスに好きだった、なっちの白。
思い入れのあるサイリウムの色を掲げて、集大成、最後のつもりで参加したライブ。


だから気持ちの上では、もうヲタという「濃いファン」ではなくなったと思っている。
その後の8期オーディションもなんだか別のグループの話のような気分だし、世界バレーの件も「ふーん」という感じで。世界バレーと聞くと、自分がヲタになりたてだった6年前のことを思い出して、6年というと小学校と同じかあ、と妙な感慨に浸ってしまったり。
一周したな、いろんな意味で・・・


今後は卒業した学校の行事を見に行くような気持ちで、「リボンの騎士」や、秋の娘。紺に参加しようと思う。
FC期限が今年末で切れることだし、それまでに自分の中で何か劇的なことが起こらなければ、そこで解約だろうね。
あ、ちなみにポケモー*1は多くの紺ヲタ同様、速攻で解約させていただきました・・・


と書いてくるとハロプロに興味がなくなったみたいだけども、一応まだファンであり続けるし、なっちのファンの集いとか当選しちゃったし、まあしばらくまったりやっていきますよ。そのあたりはリニュアール後にお話したいですね。


第三章の最後ということで、主役の紺野さんについて。
本格的な紺ヲタになったのは2004年初頭。ライトなハロヲタを気取っていたヲタライフはもろくも崩れ去り、いつの日かハロプロ見聞録じゃなくて紺野見聞録になってました。
「盲目ゆえに見えるものもある」なんて僕の尊敬する詩人は歌ってましたが、その意味がわかったような・・・
見るたびに成長していくあなたを見るのがとても幸せで、楽しい毎日でした。


紺野あさ美という一人の少女のシンデレラストーリーは、2006年7月23日、第一部が見事に完結しました。
第二部を見届けられない*2のは残念だけど、いつかまた第三部でお会いできると信じてます。
その日が来るまで、この5年間は「永遠の宝物」として心の大切な場所にしまっておこう、と思います。


最後になってしまい申し訳ございませんが、クソつまらなくてキモいブログにお付き合いいただいた皆様、本当にありがとうございました。
読んでくれている人がいる、それだけが僕のモチベーションでした。


それでは、いつかどこかでまた会いましょう。
紺野さんと、それに関わった全ての人々に幸あれ!


はろぷろ見聞録 第三章紺野編             完結*3

      

*1:ガッタス日記はせっかく紺ちゃんが書いていたのに更新さぼってたおかげで台無しだし、そのくせ7月24日になったら紺野データは速攻で消去。データ消去は肖像権の関係とかなんだろうけど。まあ、どんなに好意的に解釈しても、ファンを馬鹿にしてるわな。

*2:紺野さんは「この場所」に戻ってくることはたぶん無いでしょう。でも、それは会えなくなるということではない。ここには帰ってこないけど、人生という旅を続ける過程で、どっかで不意に再会するでしょう。

*3:7月31日深夜よりリニュアール作業のためプライベートモードにします。再開は8月初旬の予定です。