7月23日 中編

「ほっとけ俺の人生だ!ファンは俺の宝物。」
今年でプロ野球を引退する北海道日本ハム新庄選手がオールスターで電光掲示板付きのベルトに載せたメッセージ。
なんか妙に気に入ってしまった。そしてやっぱりどうしてもあの人と重ね合わせてしまうわけで・・・
まあ、紺ちゃんがこんな言い回ししたら笑ってしまうだろうけども。


今日は社会復帰初日。
予想通りだけれども気が抜けたせいで風邪気味。そして、ちょとした「間」ができると思い出されるのはあの代々木の光景。
でもそれをモチベーションに変えて、仕事はまあまあはかどった。


さて、代々木の話だね。
マコの手紙で紺ちゃんも号泣したがそれ以上に紺ヲタが号泣、すごい展開の中ついに紺野あさ美ラストメッセージ
内容としては、ハロモニ。とかと趣旨としては同じ。自分がここまで成長できたのはメンバー、スタッフ、ファンのおかげだというもので、将来への夢とかそういうのは語られなかった。
でもこれを何度も何度も涙で声を詰まらせて読むものだから紺ヲタはただただ号泣しているか、発狂に近い声で「がんばれ!」と叫んでいたかだろう。自分はもちろん前者。ロイヤルボックス辻ちゃんもタオルで顔を覆っていたらしいけど、まさに同じ様な状態。


そしてこの後の「好きな先輩」もこれまでとまったく違う空気で、二人とも涙で声を詰まらせながら歌っている感じ。愛ちゃん、ガキさん、早く出てきてやってくれ!と思っていたら、登場した二人もやっぱり泣きそうだし。
「好きな先輩」終了後、残り6人の娘。が登場。ステージ中央の狭いスペースに、4人ずつで紺マコを挟み込むような陣形に。
実を言うとこの時点でもまだ、全員のコメントがあるのかどうか不安だった。もうよっちゃんとミキティだけでもいいや、というぐらい感動はしていたんだけども、一人目の亀井ちゃんが二人に歩み寄った瞬間、全員コメントを確信。
亀井ちゃんが泣いていることに気づく前に、既に号泣してしまいました。


ここで「メモリアルDVD」の話を唐突だけどしたいと思う。
最後の手紙でも、結局将来の具体的な夢や、復帰については明言しなかった。「さよなら」も「また会いましょう」でもない。ただただ、「ありがとう」という言葉。
ただ、何度も何度も公式コメントをなぞる紺ちゃんを見ていて、なんとなく言わんとしていることが少しずつ少しずつ伝わったような気がしていたのは6月も終わるくらいかなあ。
そして、あれは名古屋紺があったあとだったかな。メモリアルDVDのネタバレを見まして。そこで、ある確信を得た。


ハロプロとかかわりを持つ形で、大学在学中に戻ってくるということは、まず無いだろうということが。


夢はある。それも具体的なものが。そしてそれは簡単なものではなく、高望みだと言われてしまうもの。それを口にすることで、ファンからも賛否両論巻き起こるだろうということ。
確かに秘密にすることじゃあないんだけど、弱気ではないんだけど、もしできなかったときに「ああ、あの時宣言しちゃったのに」ってなってしまう。それと、それを言うことで今その職業に就いている人に反感を買うから言えない。それに4,5年後、ファンの皆さんに「なったよ」と報告してびっくりさせてもいいかな、と。


これを、ネタバレしたとき、最初一瞬寂しさを感じたけども、直後には感動を伴う震えがきた。
最初はそれ自体が目的だと思っていたキャンパスライフは、彼女の中では通過点に過ぎなかった。
目標はあくまでも卒業後につく職業。まあ、公式コメント100回読めって話ですがね。最初から言っているよ、といわれたらそれまでなんだけども・・・
23日の前夜に自分の眼でDVDを見たときも、同じ感想。
おそらく本当に4・5年会えないのだなあという悲しさよりも、なんだか嬉しさがこみ上げてきた。
自分で芸能活動に見切りをつけ、普通の生活とやらをしてみたいのかなあ・・・。ただ大学に行きたいんだったら何もハロプロやめなくても・・・
そんなもやもやが吹き飛んだ。紺ちゃんはあくまで前を、高みを見ているというのか・・・


で、おそらく本人はいろいろ邪推されることが嫌なのだろうからこれで最後にしますけど、じゃあその職業って何っていうのは気になるわけで。
最新の卒業後のインタビュー、デイリースポーツには「ちいさいころからの憧れ」なんてありますが、過去の発言からだと「お嫁さん、お花屋さん、ケーキ屋さん」とかしかない。
まさかこれのために大学卒業ではないだろう。スポーツ新聞は「作文」するからなあ。


ここは基本どおり公式コメントである、「芸能活動をする中で見えてきた」というところじゃないかな。おそらく芸能界には近いもの。
そして、「こうなりたい」という過去の発言で言えばいつだったか「作詞に興味がある。人に何かを伝えられる人になりたい」というものがあった。ガッタス日記の面白さを考えれば納得。
あと、最近W杯に関する発言で夢として「W杯に関わりたい」。これ、実はうっかり言っちゃったのかなあ、と思った。
とどめに、あのさんまとの最後のヤンタンでの「社会学系、学部を言ってしまうとわかってしまう」というやつ。


紺ちゃんが全部本当のことを言っているという前提で行くと、見えてくる職業は一つ。
ためしに社会学部、就職で調べていくとすぐ出てくる。そう、マスコミ業界。
そしてそれは、当初予想していたよりもよっぽど本格的なもののようだ。たぶん局アナレベル。
とすると、就職を考えたら東京に残って東京の大学を受験するというのも頷ける。
まあただね、この業界はかなりの競争率だし、いくら元娘。という武器があっても、正直失敗の可能性がかなりあると思う。
何らかのコネを使ってもいいだろうけど、どうせUFAはサポートする気は無いだろうし・・・
もし局アナが無理だと思ったときに、レポーター系、キャスター系のプロダクションに移籍するとか、UFAに頭を下げてレポーター系タレントとしてやっていくとかの妥協を考えるのか、それともすっぱり諦めちゃうのか・・・


というようなことをぐちゃぐちゃと考えたこともあります。
でも、結局のところ、ヲタが騒いでもしょうがないわけで。
「夢」にたどり着けなくても、芸能界に帰ってこなくても、はたまた大学受験に失敗しても、この5年間が無駄になることは絶対無いわけです。
おんなじことは彼女が卒業会見でも*1言っていたね。
自分としては、どんな未来が訪れても、紺野さんが幸せであってほしい、と願うだけだけどね。


実は自分が楽になった瞬間って、この卒業メモリアルDVDを見て、「容易に帰ってくることはたぶんない」という感触を得たからなんですよね。下手に「2年ぐらい待てば帰ってくるのかなあ」、とか思っていたら辛かったと思う。
前に言ったとおり、自分の勘では紺ちゃんは何らかの形で姿を表すと思う。でも、紺ちゃんがこのまま帰ってこなかったとしても、それはそれでしょうがないだろう、と。むしろこの5年間をきっちりと心に刻み込んで、自分自身の人生をしっかり歩んでいこう。そしてどっかで巡りあえたらいいな。
そんな風に頭では思えるようになった。


でも、そう思えても紺ヲタとしての最後の懸案があった。ガッタスや娘。でいい形で送り出してあげたいという思い。
ガッタスについてはお台場でのセレモニー、直接いけなかったけど感動した。
あとは卒紺。その肝心の卒紺が一番心配だった。
辻加護卒紺の悪夢が繰り返されるのではないか、そう思っていた。


でも、目の前で亀井ちゃんが紺マコの前に進み、泣きながらメッセージを伝えようとしてくれている。
良かった、これでハロプロを嫌いにならずにすむ。そんなことを思いながら、亀井ちゃんを見ていた。


いよいよ次回で23日の話を終わらせたいと思いますが、DOKYU!のバックステージ企画*2もあるんだっけ。なんだかんだと忙しい・・・

*1:マスコミは「引退」という表現を使うけども、まだそこまで割り切れないんですよ。本人も記憶によるとそういう表現は使ってないしね。自分の中では「無期限活動休止」。

*2:っていうか掟破りの4連続放送キター!!